上下水道

内水氾濫

 近年、短時間で大量の雨が降るいわゆる「ゲリラ豪雨」が多発しており、地表面の多くがアスファルトやコンクリート等で覆われた市街地においては、降雨による流出量が一時的に排水能力をオーバーし、道路の冠水被害や住宅の浸水被害が発生する可能性が高くなっています。

 当社では、内水氾濫の対策施設について、基本計画から実施設計及び施工管理・ハザードマップに至るまでトータル的な技術サポートを行っています。

調整池 

名 称: 1号調整池

場 所: 埼玉県戸田市

概 要: 雨水調整池の実施設計及び施工管理


 公園緑地用地内に占用する雨水貯留施設(有効貯水量V=6,390m3、有効水深H=27.7m、内径φ=17.4m)をニューマチックケーソン工法で設計しました。 

 

  市街地においては、用地上の制約や近接構造物への影響を軽減するためにニューマチックケーソン工法が施工性・経済性等において有利になる場合があります。構造解析においては、マスコンクリート構造物のひび割れ制御対策として、温度応力解析を行いました。

 都市近郊の開発地区等では、用地確保が容易で、施工ヤードも十分に確保できることから、プレキャスト式遊水池が採用されるケースも見られます。

ソフト対策

名 称: 下水道浸水対策(ソフト対策)基礎調査

場 所: 埼玉県さいたま市

概 要: ソフト対策の検討


 さいたま市の下水道浸水対策の内、遠方監視システム及び雨水管内の水位情報システムの導入に向けた基礎調査等の検討を行いました。 

 

 下水道による浸水対策では、雨水幹線及び貯留施設などのハード対策により、浸水被害の軽減を行っています。しかし、昨今の局地的な大雨に対しては、ハード対策のみならず、ソフト対策を充実し、浸水被害の最小化を図ることが重要です。

 当社では、従来のハード対策の計画・設計の他、ソフト対策のコンサルティングと、計画、設計、システム等の幅広い分野で技術提案を行っています。

主な業務実績

令和4年度 川越江川第5-1-1処理分区浸透流解析実施設計業務委託
令和2年度大和田特定土地区画整理事業雨水調整池築造工事詳細設計業務(第4期) さいたま市
令和2年度中川第一特定土地区画整理事業3号調整池引継資料作成業務委託 さいたま市
令和元年度 東山地区排水基本計画検討業務委託
平成30年度 6号調整池基本設計業務委託