上下水道

管路施設

 管路施設とは、管渠、マンホール、雨水吐、吐口、ます、取付管等の総称であり、下水道の根幹をなすものです。これらは住居、商業、工業地域等から排出される汚水や雨水を収集し、ポンプ場、処理場又は放流先まで流下させる役割を果たします。当社では、下水道は日常生活を支える重要なライフラインであるとの認識の下、大規模な地震が発生しても下水道が果たすべき機能が維持できるよう、管路施設の設計を行っています。

幹線管渠 

名 称: 雨水1号幹線

場 所: 埼玉県蕨市

概 要: 雨水幹線管渠の実施設計


 呼び径2600mmの雨水幹線管渠の実施設計で、施工性、経済性及び周辺環境への影響等を総合的に検討して、泥土圧式推進工法を採用しました。

 蕨市公共下水道事業計画に基づき、浸水被害を解消するために、雨水幹線管渠の整備を行うもので、路面より掘り下げた立坑から先端の掘進機を用いてトンネルを掘り、ヒューム管を順次継ぎ足す推進工法で施工しました。浸水のない安全で快適な都市形成をめざして、5年に1度の大雨にも対応できるような施設設計を行っています。

沈埋工法による函渠築造

名 称: 雨水準幹線

場 所: 埼玉県川越市

概 要: 雨水準幹線函渠の実施設計


 □1000×1000~□1300×1300の雨水函渠の実施設計で、施工性、経済性及び周辺環境への影響等を総合的に検討して沈埋工法を採用しました。

 透水係数の大きい地盤で地下水位以深に布設するため掘削に伴う湧水量が多く、近接家屋もあることから、開削工法では矢板引抜き時の家屋影響等が懸念されました。このため、周辺環境への影響が小さい沈埋工法を採用して、ボックスカルバート及び組立式特殊人孔の施工を行いました。

主な業務実績 令和4年度 矢作川流域下水道事業の内管渠耐震設計業務委託(長縄第3工区)(R3国補正)
令和4年度 南部流域日進中継ほか流入流出部可とう化基本設計業務委託
令和4年度 古利根流域栗橋大利根幹線管渠二条化詳細設計業務委託
令和3年度 新川西部流域下水道事業管きょ布設工事の内設計及び測量業務委託
(春日第5・第6工区)
令和3年度 都市計画事業 城南汚水幹線枝線外枝線詳細設計業務委託 熊本県熊本市
令和3年度 江戸川左岸流域下水道江戸川幹線耐震診断業務委託(その2) 千葉県